ファンブルブログ

アナログゲームのラビュー、イベントの報告、コラムをメインとしてまとめています。

【雑記】叡王をとるとどれだけすごい?

時期を逃してしまいましたが、高見六段と金井六段の対戦は両者順位戦C級同士ということで勝者が得られる待遇も話題になっていました。

順位戦のC級は各棋戦のシードはないのですが、タイトルホルダーになればいきなり最上級のシード権を得られますし、上位者の選抜棋戦にも招待されます。

さて、その待遇を下記にざっとまとめてみました。差の欄にはタイトルを取った場合ととらなかった場合のシードで得られる勝ち星の差となります。

またかっこが気のTopXXはそれ相当の待遇である、という意味で実際にそういう意味ではないこともあります。

 

  高見 金井
竜王 なし なし なし
名人 なし なし なし
叡王 タイトル 本戦2回戦 3勝
王位 なし なし なし
王座 決勝T(Top16) 一次予選 6勝
棋王 決勝T(Top32) 一次予選 4勝
王将 二次予選(Top16) 一次予選 4勝
棋聖 決勝T(Top16) 一次予選 5勝
朝日杯 決勝T(Top16) 一次予選 5勝
銀河 本戦T11回戦(Top32) 予選 6勝
NHK杯 決勝T(Top32) 予選 4勝
JT 本戦(Top12) 不参加  
      34勝

 

ざっとですが、C級がタイトルをとると、実に34勝分の価値がありそうだとわかりました。

若手にとって各棋戦の予選を抜けるのは狭い門なのですが、それを一気に飛び越えて常に上位陣と対戦できるのは非常にいい経験になるのではないでしょうか。

こういうのを数字で見ると、本当に実力社会であることを痛感しますね。

高見叡王の今後の活躍が楽しみです。