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アナログゲームのラビュー、イベントの報告、コラムをメインとしてまとめています。

【雑記】TCGはなぜ大会が頻繁に開かれるのか?

アナログゲームはいろいろ種類がありますが、TCGだけ非常に多くの大会が開かれます。かくいう私も何回か開いたことがあったりします。

ボードゲームだっていわゆる大会向きのゲームは何個かあると思いますが、それが継続的に大会として開かれているというのはあまり聞きません。せいぜい日本選手権や世界選手権が継続的に開かれるくらいでしょう。

さて、なぜアナログゲームでもTCGだけ大会が頻繁に開かれるのでしょうか。考えてみましたのでざっくりまとめてみましょう。

主催者の準備する機材が少ない

一番大きな要因はこれではないでしょうか。例えば16人参加、カルカソンヌの1対1のの大会を開催する場合、カルカソンヌを8セットとチェスクロックが8個必要です。

ドミニオンの場合でも4人戦として4セットが必要になりますね。

これらのほかに対戦組み合わせを決めるために各プレイヤーの勝敗記入用紙の準備が必要になるでしょうか。

これがTCGですと、各自デッキは用意してくるので勝敗記入用紙の準備だけで済みます。

この手軽さはほかにないものではないでしょうか。

大会の進行が手順化されている

ほとんどのTCGの大会はスイスドロー方式を採用しており、進め方がシステム化されています。

そのため大会の方式についても悩むことはありません。参加者もどのように大会が進行するのかがイメージできるようになります。

また、大概の大会は参加者が途中で大会から退出するのも自由となっており、その点で参加者の負担も小さくなっています。

上位賞を提供しやすい

大会で好成績をとった場合に商品を提供する、ということはよく考えられますが、特定のアナログゲームの場合はこれがなかなか難しいものだと思っています。

取り扱っているゲームはすでに参加者は持っていることがほとんどなので、それ自体を提供することはできません。個人で開催する場合はなかなかに難しいことになります。

TCGの場合は販売中のパックや貴重なカードなどを商品として提供できるのでこれについても自然に選択することができます。

総括

いかがでしょうか。主催者は開催するためのハードルが低く、気軽に大会が開けます。参加者に関しても時間的負担が少なく、かつメリットがあることも多いので参加するためのハードルが低くなります。

最近はゲームカフェなどが多くなってきています。そこで行う分には主催者、参加者ともに負担が少なくなりそうですのでボードゲームでも8人くらいの大会は開いてみたら面白いかもしれませんね。